2013年1月23日(現地同行・取材)1月24日(朝刊)記事
この15年間ほどの期間、ほぼ毎冬の定番、一種の季節話題、厳しい寒気や冬の気象ネタとして利用される機会が定番化した『六甲山。アイスガ−デン周辺』各滝の中でも、この『七曲滝』を私がガイド紹介する機会が多くなりました。各メディア取材や情報提供に、過去20数年間、積極的に協力していますが、紹介情報の中で必ず、冬の谷に入る覚悟や安全性を確保する為の、登山用具(アイゼン等)に防寒衣類の持参といったポィント的なアドバイスの記述を強く、求めていますが、時々、そういった安全性・向上に役立つ基本的な情報を省略、割愛して情報を利用される担当者、番組や報道が存在します。プロガイドとしては、そういった安易で山での危険を増大、増幅させる可能性のある『情報公開・紹介』に協力出来ません。

広く、山での『情報』を公開、公表・紹介される方達には山での事故を減らすために御協力、御支援を御願いします。個人範囲でのネット情報『発信』の登山&自然(愛好家)の皆様にも、情報内容に関して、今一度、後確認よろしく。記載・名称や歴史的・経緯や地図との不整合、多々・見られます。

『特に個人の成功体験と、他者への安全基準のの低さ』等や、無用なコ−ス推薦や間違った技術、用具の指導や安全に関しての個人基準による押し付けは問題です。
今回の企画時の自然環境は『積雪、殆ど無く谷中の氷結も前日の降雨で融け』危険箇所の通過ポィントも問題なく、新聞記事の内容で冬山未体験者や装備や技術に不足・不安な方達に対しての注意項目に関して『必要な記述』が書かれていませんので、『冬の谷に入る』という部分で、改めて御注意ください。条件が悪い場合も当然ありますし、天候も急変します。凍結・氷結箇所の通過が当然な季節ですから、足元の技術・用具にも充分な注意と対応が要求されます。重ねて、御注意を御願いします。
二日前に、アックスが決って容易に登れた『中段・付近』も完全に、氷結・凍結が解けて崩落