最初の『ツ−バ−ナ-・コンロ』は、他の方達と同じく、アメリカ製『コ−ルマン』製品だった。1台目のは、当時としても珍しく、意外な程に古いモデルを手に入れられてのだが、いつかは忘れたが無くしてしまったようだ。2台目は購入・直後から相性が悪くて?メンテナンス以前から、修理・部品交換に煩わされた想い出ばかりが残っていて、3台目は、何故?だ忘れたが、それほど愛用・酷使もせずに後輩に、たたで譲った。4台目は、93年に北海道の塘路湖キャンプ場を利用した時に、キャンプ・サイトに放置された錆びた物を拾って帰り、徹底的に修理して外観も塗装して、意外なほど長く使用後に、トランク部・以外の燃焼装置も、取り除いて『炭火グリル』に使えるように、改造して使用。今・現在も愛用している、同じく問題の多かった2台目も、気合を入れて徹底的に補修して、やっと相性も良くなって毎年、夏期間は連続稼動中。
5台目を、購入使用することは決して無いだろう。
本当の意味での『高火力』を、意外と簡単に野外で活用できるようにと考えていて、最近、この方法を活用する機会が増え出した。専用の『燃焼器具』を使うのではなくて、炭の着火に作られた『用具』を応用して、驚くほど簡単に、期待以上の『高火力』を利用できている。

通常の使い方とは別に『メ−カー』からの、説明にもダッチ・オ−ブン上に乗せた、不完全・燃焼の炭等の再発火に使うのにも便利だという、使い方が説明されている。その機能の応用として、直接『燃焼物』から発生される高火力を利用するだけで、中華鍋を持ち込んで『本格・中華料理』短時間で、大量の沸騰した湯が必要な時にも、私はベ−ス地で、頻繁に利用している。
発売されて、すぐさま購入した、私としては珍しいパタ−ンの『GASSスト−ブ』の一つ。個人的なキャンプやクライミング活動の中で、この少しばかり嵩張り、燃費が悪い『ガス燃料スト−ブ』を積極的に、使用する機会は少ないが冬季・寒冷下での使用には、非常に便利なタイプの用具なので、使用頻度は意外と高い。
ガイド業務時で、メディア関係で提携する企画では『ICI石井・神戸店』から試供品も使用する機会が多い。

多分、一般的なキャンプ用ガス・スト−ブ類の中で、最高火力を発揮するタイプだろう。類似品にはSP社が販売している製品もあるが、機能と価格から考えて、最初に比較したとしても、あえてSP社・製品を購入しなかっただろうが、次に又、新しく購入するとすれば、この『EPI/GASSスト−ブ』に、変えてSP社の新しいタイプのを選ぶだろう。

(下・資料写真)毎回、同じ様な吉本・お笑い系のテレビ番組での『企画・出演』六甲山の荒地山ボルダ−の中で、この大型ガスバ−ナ−を使用して、大鍋で『チゲ鍋』を作っているシ−ン。

平均的なガス・スト−ブの倍近い『出力5800Kcal/h』を出せるので、一般的に高火力と言われている、他のガソリン・スト−ブと比較しても、このガス・カ−トリッジ方式のスト−ブの方が、明らかに火力は強くて液体燃料・系の火器よりも使い勝手は良くて、操作や作業は簡単。
室内・業務用『ガス・コンロ』と同程度の『火力』が、野外で簡単に使えるという点は特筆ものだろう。
一度、使うと他の、小型バ−ナ−で『鍋系』を、作る気が無くなってしまう。

現在『野外用シングル・バ−ナ−』としては、多人数・寒冷地で使えて、ある程度は我慢して携帯して、使える数少ない実用品ではある。一般的には、これを背負って、使う場所に移動するという使い方で楽しんでいる人は少ないが、背負える人なら、重量的には我慢して、充分に山でも使える。

高火力を保障する『大型ゴトク』と、不整地での安定を増すための角度・調整機能が付いた『脚』が、大きな鍋の使用を可能としてくれているが、柔らかい地面や雪上で安心して使う為には、各自が少し工夫して、土台の安定板や脚を、固定する補助品を持参した方が良いだろう。私は2種類の板状・用具を季節を分けて用意してある。燃焼効果を高め、寒冷下で無駄なく、カ−トリッジ内の燃料を出し切る為に、別売の『パワ−チャ−ジャー』の使用が不可欠。カ−トリッジは500g缶を使用して、当然だが寒冷地・仕様を使用するのが良い。
寒い季節に家族キャンプや『凍った湖の上』で、遊ぶような時に絶対、便利だ。
アプロ−チが、車を降りて数分の『秘密のアイスクライミング・エリア』の、練習場所での講習で私は、この高火力ガス・スト−ブとアルミ・ダッチオ−ブンの組み合わせて、皆がアックスで、叩き割って落下して来た、氷を溶かしてガンガン高火力を駆使して『特性・鍋』を参加者に振舞っていて、これが好評です。
『ダッチヤ−/ダッチ・オ−ブン愛好家?』には、馴染みが深くて愛用者も多い。鋳鉄製品の重くて、扱いも決して楽でもなければ、メンテナンスも容易とは言えない『卓上・本格グリル』これも、頑丈なので、高火力・用具として活用出来る。シングルバ−ナ−では、決して真似の出来ない、同時進行系・クッキングを楽しむのに最適。基本的に私の好みは、日本タイプの『炭』を愛用していて、チャコ−ルは嫌いだ。
特に、重量的に他の『燃焼・器具』では不安定で、安心して使えないダッチ・オ−ブンを手元で、手軽に使いたい時に重宝するので、使用頻度は本当に高くて、サイズ別に3種類を所有していて、愛用品と呼べる。
『ツ−バ−ナ−』『高火力・燃焼用具』
99年から、毎夏こんな感じて二つの『ツ−バ−ナー』を、それぞれ独立させて、横に並べて『4つの火口』を毎日・活用している燃料の違いを上手に利用すると、長期間の使用で経済的且つ、効率的。どちらも、初代の愛用品ではないのが、少しばかり寂しい。メッシュ・パネル越しに、ステッカ−を見に来る人達が多い。
用具を真剣に考え、選択している本格的な登山やクライミング愛好家には、もう、迷信の様な『液体・燃料系スト−ブ優位論者』は殆ど、いないのだが何故?だか、最も労力や工夫を要求されない筈の『車を降りてキャンプ』を、楽しむ人達には『ガス・スト−ブ』は『火力が弱い』と、思い込んでいる?信じている人達が多い。燃料・重量や燃焼・器具『本体』の、重量との比較でも、決して『ガス・カ−トリッジ・タイプ』の火器が、ガソリンやケロシン(灯油)燃料系のバ−ナ−類に、火力の比較で負けていない現代なのだが、イメ−ジや安価な量販品の使用体験での、比較からか?『ガスの火力は弱い』と信じている人が、意外と多い様だ。
数十年も前に『プリムス』の、新型機能のガス・バ−ナ−が出て来て、他社も製品が改良され、寒冷地・使用にも耐えられる『ガス・カ−トリッジ』が、入手できるようにもなって、冬季に活動するクライマ−には『ホェ−ブス』
『MSR』との、比較でも決して『ガス』が寒冷地で弱いとは思っていないのだが。

『高火力』の基準は、一昔前までなら『標準2400karl』で、充分だと感じられていたが、最近では『液出システム採用』や『パワ−チャ−ジヤ−専用用具』の、利用などで『2500以上〜3000Karl』程度が、基準・火力だろう。重量と携帯性・コンパクト収納という、問題は完全にはクリアされていないが、一般的なキャンプでは、市販されている『高火力・用具』で、明らかに運搬や使用時の問題が大きいと、感じる製品は少ない。
個人的には、どんなに高性能・効率的な『燃焼器具』が、誕生して便利に使える『用具』を手にしても、最終的に楽しめるのは『単純な焚き火・炎』だと思っている。燃料としての『薪』に、思い入れや希望や趣味もあるが、日常的に利用する、燃料として考える限りでは『建築廃材』でも、種類にもよるが充分に活用すべきだと考えている。
実際、年間で連続的に『焚き火』を生活の中で利用している、期間と別に街から、短期間で楽しみに出かけて、使う時間を足した70日〜80日間ほどで、この種の安価か、無料で入手して来た『燃料』を使用している。
キャンプ・シ−ズンが完全に『夏休み期間中』だと、固定化されたように感じている人達が多いおかげで?キャンプ用の『消費財』の一部が、ある時期を過ぎると、かなりの割引率で店頭で販売されるという現象を利用できる。兵庫県の(某・地方都市)の『ホ−ム・センター』で私は、この数年間そういった時期を狙って、翌年にも充分に活用できるだけの量の『BBQ用の炭』を、まとめて購入している。
夏に『炭』を買うのは、価格を比べて、私には勿体無くなった。日本中どこでも、そうだとは言えないが、節約術として知っておいて損はないでしょう。
最近、市販されている『焚き火・専用台』の、多くは私の好みでは小さ過ぎる『製品』が多くなった。丸太を乗せて、焚き火を楽しむのに強度、耐久性でも不足を感じる用具が多い。
『道東の、お気に入りキャンプ場』山の中の、不便な場所なのだが環境は良くて『薪』が潤沢に自由に使える。