新しい『クライミング・エリア』の開拓後の公開・発表が相次いでいて、関西のクライミング環境を広げている
『播但・播州』範囲の、低山には『播磨アルプス』に顕著に見られるような、スラブ状の快適に登れる岩場が多く、古くは『高御位山の岩場』や、西部の『百間岩』と岩質も雰囲気も、似通った場所が多い。そういった岩場を尾根で継続して、少しロック・ウォ−ク気分で、歩くハイキングも最近・人気上昇中の遊び方の一つ。

今風の『フリ−クライミング・エリア』に要求される、前傾壁や垂直の岩場が残されている場所も残ってはいるが、アプロ−チが容易な箇所に存在しているのは『スラブ・タイプの岩場』が多い。
岩場の終了点は、関西では珍しい『山頂らしい雰囲気』で、これも貴重な事に先行者・過去の先輩クライマ−の痕跡を見ない、珍しい岩場。西側のアプロ−チ利用に適した岩尾根と、車道からの侵入路には藪山・好みのハイカ−や山林保護用の作業道を、繋げて利用できて容易に岩場終了点に上がれる。中間部に初めてでは迷い易そうな箇所があったが、僅かな整備作業で邪魔だった棘の多い潅木帯も除去できて、足元を確認して登れば別段・危険や歩行に問題を感じる箇所も無くなった。意外と短時間で岩場に到達できる。
岩場終了点は安定していて、大岩の乗った特徴的な確保地点。見渡せる景観は標高から考えれば、かなり良くて他の関西範囲の岩場と見比べても、岩場の終了点らしくて楽しい。少し「小川山エリア」の雰囲気が感じられて、アプロ−チも容易なので、見かけよりも岩場の利用環境は良かった。

初回の開拓活動で、岩肌に手を触れた時には、表面の脆い部分や砂の乗ったようなホ−ルドが、問題だったが、どこでも同じく少し登り込めば『岩場表面』は安定して来た。ル−ト上には危険な浮石なども無く、草付きや蔦などの除去も不要で、未開拓な岩場でのル−ト製造?作業に関しては、いたって楽な環境だった。
特徴的な『ノブ状ホ−ルド』が、キ−ポィントになった、この岩場の初登ル−ト
家族で講習プランに参加しに来てくれている、ファミリ−にプレゼントしようと、リ−ド課題を2本、残してある。息子がビレ−で、親父が初登とか、その逆も記念に良さそうだと計画中。降雨後の乾きが早いのが、特徴で初心者向きの講習に適しているので、スラブ壁の課題を開拓中。
古法華自然公園の入口『駐車場』を基点に、周囲の山々を『馬蹄形』に、ぐるっと一周する、一種の縦走コ−スを楽しめるが、整備されたハイキングコ−スとは呼べない内容。私を含めて、少数の愛好家が、このコ−スの価値を認めているのだが、まだ一般的なコ−スとして整備は行われていず、詳細な情報は公表できない。
尾根への登路として、利用できる支尾根には必ず岩場が出て来るので一般向きのコ−スは少ない。