一般的な少人数・対応の『ド−ム・テント』の設営に使用する、ペグを打ち込むのには(下・写真)のハンマ−で充分だ。以前から、この種類のキャンプ用ハンマ−に良い物は少なかったが、最近は適度な重量を持ち、工夫が凝らされた、使い易い物が登場して来た。以前にはロックハンマ−からの、流用品の使用が多かった。中国製の超大型の『寒冷地・軍隊仕様テント』や、特殊な大型テントに使用する、特殊な太くて、重い特性ペグを打ち込むのには、専用の『両手・持ちのハンマ−』を、使用するが、普通は『スノ−ピ−ク/ペグ専用ハンマ−』を、愛用していて、多人数で複数のテントを設営する場面や、キャンプ地の環境でペグ打ちが、苦労するのが予測出来る場合には『旧・シュィナ−ド社・製ロック・ハンマー』や、長年の愛用品『シャルレ/メタル・シャフト・ハンマ−』を利用する事が多い。沢や河原で、定着キャンプする場面や、キャンプ地を移動しながら、渓流を遡行して途中キャンプというパタ−ンの、場合にはル−トの難易度に併せてだが、旧タイプのピックが様々な場面で、応用して使える『シモン/メタル・シャフト・アイスハンマ−』も、選択する。どのハンマ−を持って行くかは『キャンプ・スタイル』で、変るのが当然だと考えていて、ある程度の重量と、やはりメンテナンスの良さが重要だろう。 |
(下・写真)この販売、当時は最新だった、ロック・クライミング専用品のハンマ−を、20数年間、愛用している。 |
無雪期キャンプ用ハンマ−/Peg Hammer』 |
家族連れで混雑するようになった『キャンプ場の中で』毎夏、生活しているとテントを設営(古いな)する為の、ペグ・ダウン(ペグ打ち)に、苦労している父親達の姿を頻繁に見ている。購入して来たばかりに見える、新品のテント・セットに入っている、おもちゃの様な、ちゃちで軽過ぎるプラスチック製の『ハンマ−・モドキ』で、他所と比べても硬いと思っている、私の常駐キャンプ場の地面に『ペグ』は全く、打ち込めない。ハンマ−もだが、大抵の量販品・安価な家族向けの『テント』の、収納袋に入っている『ペグ自体』が、柔らかな芝土の牧場の様な、地面にしか刺さらないと思える、弱そうなアルミ棒を曲げた、だけの様な物だから、使える場所は、かなり限定される。数時間かけて1本も、まともにテントを固定さす為に役立つペグを打ち込めず、諦める家族が本当に多い。きっと、同じ用に苦労している、家族キャンパ−が『夏休み期間中の、日本中のキャンプ場』に、いるのだろう。『ペグ・ハンマ−』の出番は少なくて、付属品としてでも付いていれば、改めて別売で『キャンプ』だけで、使うハンマ−等を、購入しようとは思わないのが普通の感覚。それでも、快適なキャンプ生活と共に、生活の場となる『テント』そのものを、安心して、かつ快適に活用する為にも確実な打撃力を持った、使い易い『ハンマ−』は、キャンプの必需品である。 |
『ペグ』を打ち込むだけの為に、考案されて製作された。数多くのキャンプ用具の中でも、特化・特殊な用具の筆頭とでも言うべき『国産スノ−ピ−ク/ペグ専用ハンマー』同じメ−カ−の、自信作でもある、鋳造スチ−ル製の『ソリッド・ステ−ク』を、打ち込む為に開発・製造されたと言われていて、相性は確かに良い。 そういえば、このメ−カ−は、初期に『登山用品やクライミング・ギア類』も、製造していたので『ロック・ハンマ−』や『ペグ』を作り出す基礎は、持ち合わせていたのだろう。趣味範囲の用具マニアや、用具コレクタ−に、特に人気が高いようだ。木製シャフトに、ヘッド・パ−ツの交換が可能な部分とか、ペグ抜き用ピックの形状とかにも、工夫が見られて、使い勝手は良い。ヘッドとシャフトの接合が、やや雑と言うか、古いなぁ〜別の言い方なら、懐かしい、古典的で『谷川岳・時代の、初期ロック・ハンマー』を、連想さす。ノスタルジックで、良いとも思う。 |