岩・滝の空間も遊び場所に、変える『ロ−プ・アドベンチャ−・プログラム』 |
欧米では『アウトドア・スク−ル』のカリキュラムでも、古くから利用されているロ−プ・ワ−ク・システムで、クライミング・登山・関係では俗に『チロリアン・トラバ−ス』として、固有の技術としても理解されている。日本国内では渓谷・渓流での後続者の労力の軽減と「安全確保」及び、装備類の横断・運搬に利用され緊急時に遭難者を、搬出する場合に横方向のみならず、斜めの状況でも有効に活用されて来た。各国「軍隊」での、技術教科にも数多く採用されていて、欧州ではキッズ・アドベンチャ−企画でも頻繁に使用されていて「ヴィア・フェラ−タ」等との、組み合わせ企画は一種の「フィ−ルド・ゲ−ム」として常設エリアも増加傾向にある。基本的に消防・警察でも訓練項目・救助技術の必要項目として実習は必須。 |
『レスキュ−・テクニック』の必要・技術の習得にも役立つ。 |
救助・現場での引き上げシステムの実際を理解し易く 応用面での、複合的な『実用技術』の習得に適したプランを 様々な、環境を有効に利用して実施できます。 垂直方向と水平方向、そして斜め方向での活用と現場で要求 される『応用変化』に、対応できます。 |
墜落時の「擦過傷や打撲」そういった、基本的に活動の中に内包する『危険』を基本的に最初から防護 可能な『空中での運動』と、体力的な不足や、身体的に何か弱い部分があっても左右・上下、方向の2箇所 からの直接的な『補助・支援』が可能なプログラムなので、小さな子供たちでも安心して参加できる。 ロ−プ間の移動時の『摩擦熱』による、火傷や衣服や頭髪・髭の器具との接触・巻き込み・には充分に注意 する必要があり、そういった注意点を予め参加者にも知らせておき、活動中の危険を監視する。 空間に飛び出る、非日常的な感覚は他の「プログラム」や活動では得られない、高度による恐怖や、不安定さのコントロ−ル、そしてチ−ム・プレイとしての共同活動にも、発展できるので困難の克服・恐怖感との戦い、そういった精神的な部分での、向上も期待できるので、内容を工夫すると様々なタイプで遊べる。 『レスキュ−・テクニック』の基礎項目から応用編への、移行と高度な滑車(プ−リ−)システムの理解にも 活用しやすく、一定の技術・拾得者には体験しておくと指導者サイドの立場に立った時に利用しやすい。 |
最近では2004年にTV番組で吉本『中山筋肉くん他タレント1名』を、実際に『フットボ−ル汗』という番組 内容に合わせて、ガイド講習の依頼で身近な場所で体験して貰い、番組内で映像紹介された。 子供達の『冒険教育プログラム』と『障害者・参加プログラム』でも頻繁に利用。 キャニオニング・スク−ル企画の中で、極端な減水環境下に滝上から、次の滝へのケ−ブル・システムとして幾つかの『TV番組』や、スク−ル参加者へのスライダ−の代用プログラムとしても提供。 |
テレビ番組の中での、この『ロ−プ・プログラム』は、関西風に毎度の事ながら 吉本のタレントさん達を、私が過激に『シゴク・タイプ』の編集・映像として放送。 いつもの事なので、私は慣れていますが映像を見ている一般視聴者は驚き・かつこれは危ないと感じているのでしょう。実際は、安全で楽しめる。 空間のロ−プを故意に、揺すったりするのも関西・大阪風TVの特色の一つ。 |
『キャニオニング』と、これらのジャンルが複合した新しい 『ロ−プ・アクティビティ−』では、以前まで一般的だった 水平方向から、自然の条件に即して様々な角度と方向 での横断や下降システムが実際に採用される。 ケ−ブル・システムを常設で渓谷・上部に設置した施設も フランスやドイツでは、関連機関からの許可を得て運営が 認められ、『キッズ・アドベンチャ−』のプログラムとしても 人気を得ている。 使用する各種・用具や専門的な『安全確保』技術に関して も、クライミング・ケ−ビング・キャニオニングから得られて 来た、総合的な経験を元に、より安全に楽しく、システムの 改良は日進月歩。 専門・施設『常設エリア』ではステンレス・ワイヤ−に滑らか で金属の磨耗や、毛羽立ち繊維の危険から保護される樹脂 コ−ティングされたタイプが増えている。 クライミング・ロ−プを利用する事自体、現在ではプロの世界 では、殆ど見受けられない。 専用ロ−プを使用するのが基本と成っている。 |
80年代の穂高岳で、他の登山者やクライマ−からは奇異の目で 見られていたが『レスキュ−項目』の、技術として習得と練習は絶対必要だと言う『意識』で、かなり積極的にトレ−ニング課目に、取り入れてそして、仲間と楽しんでいた。 |
80年代に在阪の『大学・探検部』のケ−ビング・ジャンルの海外・企画、実施に伴なうガイド講習の依頼が連続的に寄せられた頃には、この技術も講習に必ず加えていた。 垂直範囲での緊急時・対応の技術と言う面と、厳しい状況の『縦穴』でのレスキュ−想定と言う、技術講習が主題だった。 講習を受講した若い仲間達は、海外で面白い活動を実践して帰国して、有意義な経験談を聞かせてくれた。 『ケ−ビング』が、少し注目を集め出した頃だが、最近は 彼らの後輩達の活動を、聞く機会は激減している。 |
2004年の台風・被害を受けてしまって『キャニオニング・スク−ル・エリア』の、この下・写真の場所でも 支点に利用していた、立木が全て濁流と共に押し倒されて流失。現在は、保護地域に指定されている理由で、ボルト類の設置は行え無いので、この種の企画を簡単には実施できないでいる。 前日からロ−プ固定の為の時間が取れれば、ほぼ同じ状況範囲での講習は可能です。 |
関西ではドラム巻き『200mスタティック・ロ−プ』使用で160m・距離でのチロリアン・ケ−ブル形式での企画を実施して、その模様がメディアで撮影された記録がありますが、非常に特殊な実例です。 又、同じ様な企画を要望されても、いつでも簡単に実施できる訳では有りません。 安全確保・上のスタッフと各種・必要装備も大量に 必要となり、主ロ−プとは別に安全上・必要な確保 ロ−プだけで数倍の量が必要です。 講習では各種・企画に対応して20m〜50m距離の 範囲で、実際のプランを実施する事が基本です。 |