『キャニオニング・ハ−ネス』 |
『キャニオニング専用ハ−ネス』に見られる『特徴』には、現在ならば『ホルザ−ト』以前ならば『protectionプロテクション』と呼ばれる、臀部・保護シ−トや類する機能をハ−ネスに付属させた『物』が多い。 一般的には『PVC素材』が、使われている物が多かったが、時作品の中には、私の様にモ−タ−サイクルでプロテクション用として、使用されている硬質プラスチック素材や、ネオプレ−ン素材の『シ−ト』類を、代用品として使っている場合もある。 |
『ホルザ−ト(ヒップ・シ−ト)の素材に、強度だけを求めているのは主に、シッティング・ラッペル時のウエット・ス−ツとシット・ハ−ネスのテ−プ部分の保護が目的。スライダ−・タイプを積極的に、スク−ル・コ−スに採用している、私には初期から、その辺りの使用目的が違っていたので、私は自分で使う『シット・ハ−ネス』の改造・時期から、市販品とは違った『素材』の、ヒップ・シ−トを利用して来ました。 何が、良いのか。使い易く、快適で安全かは、それぞれのフィ−ルド&コ−スで、異なるでしょう。 私のスク−ル・レンタル品の『ヒップ・シ−ト』は、誰でもが簡単にシット・ハ−ネスの上から、装着できて、付け外しは3点のマジック・テ−プのみで、小さな子供から大人まで大抵はフリ−サイズでジャスト・フイット。 スライダ−・タイプの滑滝での使用を前提ならば、ほぼ合格点のレンタル装備と言えます。 価格も、消耗品である事を考慮に入れても、購入方法を工夫すれば文句無い範囲。 意外な『ジャンル』からの、流用・応用使用、改造・部品として市販のクライミング用シット・ハ−ネスに縫い付け改造するのも、比較的・簡単。補修には様々な「物・素材」が活用できます。 ブル−シ−トや、安価な布で代用と言う『手段』は、使えますが、見た目は悪い。それに保護目的でのクッション性能や保温性・そういった部分にも欠点が多過ぎます。 |
『ライフジヤケット』と『シットハ−ネス』に、手を加え『改造品』を使うのも、一つの方法。 |
『ライフ・ジヤケット』は、他のウォ−タ−・スポ−ツ・ジャンルで利用されている物が使えるが、スライダ−や 積極的なダイブ(飛び込み)活動中の岩場での擦れ等の、消耗・ダメ−ジは遙かに大きいので一般的な遊び に使われている以上の「付加・強度」が必要。安物の表面素材や縫い部分が、雑で内部に封入されている浮力材が明らかに、素材としては不適当な物などを「キャニオニング」で使うのは根本的な間違い。 普及品を補強するなり、改造の手間を惜しむのも問題。 |
『クライミング用ハ−ネス』から、より専門的『キャニオニング用ハ−ネス』へ進化途上 |
基本的に(上・下の写真)の『シット・ハ−ネス』に機能面での大きな、違いは見受けられない。 |
長い『高距のラッペル』で、特に国内で数日間を渓谷内で過ごす『リアル・キャニオニング』では装備類の重量を、考えれば(旧タイプ)のバック・サポ−ト機能が弱いものは使いたくない。 |
2009年、現在で日本国内で簡単に入手・使用できる『キャニオニング専用シット・ハ−ネス』の、種類は多いとは思えないが、ヒップガ−ドは以前よりも改良されたり、交換が容易になった製品が選択可能。 基本的なデザィンや機能に関しては、2002年、頃から登場し出した基本形から大きな変化は見られない。一般的には、日本の渓流・渓谷、環境でキャニオニングを楽しみ出した人達は、主に歩行時にも圧迫感が少なく、フリ−クライミング専用タイプよりも、着脱も簡単な『ウィランス・モデル』から改良・進歩した、俗に『アルパィン向け、雪山歩き(氷河歩行)や、日本向けの説明で『沢登り向き』と、説明される『シット・ハ−ネス』の使用者が多い様だ。実際、この10年間ほどの年数の間で、スク−ル・エリアとは別の、探査訪問で訪れた各地で実際の渓流・渓谷で出会った人達の中で『キャニオニング専用ハ−ネス』を使用していた人を、数人しか見ていない。 |
『ライト・ウェィ−ト・モデル』の、シット・ハ−ネスの元祖?もの。(旧)シュィナ−ド・モデルからの発展・改良モデルの軽量ハ−ネスは、価格も手頃で厚いパッドや、余分なプロテクション機能の為の『保護材』等も、含まず、軽量で使い勝手も良い。このタイプのハ−ネスも、購入時に付属していない『タィイング・ル−プ』を自分で、後付け、してライフ・ジヤケットとの接合を『背面』『両サイド』『正面ル−プ』に、工夫した方法で加工を行うと、軽量化が要求される探査目的の入渓や、数日間の連続活動が要求される『本格的なキャニオニング現場』での使用に、労力軽減が行える。改造や、ハ−ネス以外の他・装備との組み合わせは工夫すれば意外と簡単。 『ライフ・ジヤケット』等も、ギアラック機能やキャニオニング向きに、改造を行うと使い勝手は向上。 |
2009年の『KEMカタログ』で、紹介されていた 『専用ハ−ネス』他に、同種の製品が1種・記載。 特別、興味を引く製品ではないし、価格も普及品には、なり得ない。 |
2013年、この10数年間で日本国内でも『キャニオニング専用』に、デザィンされた『専用ハ−ネス』が入手・使用できる環境になって来たが、まだ、あまり一般的な『シットハ−ネス』とは量販店でも認識、理解されていないので入手方法には、未だ煩わしさが付きまとう。そして、一時期、国産の『キャニオニング・タイプ・ハ−ネス』が出たり、改造タイプの物が入手出来たりした期間もあったが、国産モデルに関しては現時点で、製造・販売が進展している状況ではなく、海外販路からの入手物の一部には、これが本当に『キャニオニングニオニング専用』なのか、と疑わしき耐久性能の物も出て来ている。 |