『キャニオニング』を楽しむ為の、装備に関して
『キャニオニング発祥地』である、欧州・範囲で、現在『キャニオニング』が活発に行われている山岳エリアの多くは、日本の自然環境と比較すると緯度も高く、渓流・上流域での活動が基本なので当然ながら水温も低い。

決定的な違いは、源流部への水源となる場所に時として、日本国内の山岳には存在していない『氷河』が、存在する為・基本的に『キャニオニング環境』は厳しく、ゴルジュ等の渓流・地形にも、日本に見られない石灰岩・特有の、急峻で複雑な構造を持つ、渓谷・渓流が存在しています。
環境や歴史が違えば、当然ながら各種『装備や用具』の発展・経緯や進展は違う。
日本国内での『渓谷・渓流』の、豊かさ、可能性の高さは初期から予感していたが、スク−ル&ガイド活動から注目を集め出しての『メディア』での、情報からの、認知・普及度は予想の数十倍。関西は文字通り、この新しい渓流ジャンルの、遊びである『キャニオニング』の活動の、発信元となれた。
他のロ−プ・アドベンチャを含むジャンル(クライミングを含む)では、あまり見受けられない欧州系の
『キャニオニング』での、主に滝でのラッペル(懸垂下降)で、ガイド達が頻繁に使用している方法に
シッティング・スタイルでの、ラッペルが見受けられる。

利点は全くの、ラッペル初心者がスタンディング姿勢での立ち位置(フォ−ム)から、不意に足を滑らせるなどして転倒した場合の負傷を、予め防ぐ目的や、下降方法としては珍しいが、下方確認が行える『前向きラッペル』は、絶えず現場・状況を確認する必要が責任としてある、ガイドには有効だからだが、現場で見ている範囲や文献・資料情報で、知る限りではこの『前向きスタイル』が、全てのキャニオラ−に共通したスタンダ−ドな『ラッペル・テクニック』として、使用されている訳では無さそうだ。
前向き下降(ラッペル)は、特殊部隊に代表される軍事的な技術として、かなり古くから欧米の軍事教練マニユアルや実際の訓練風景が、映像などでも知られていて、別に新しいジャンルではないが、この下降システム(方法・技術)を、アウトドア・アクティビテイとして、応用使用する活動も見られるようになって来たが、このジャンルの技術はキャニオニングと、特に関係している訳ではない。
当然、通常の『スタンディグ・スタイル』での、ラッペルと異なり、絶えず臀部が滝の岩肌と擦れるので通常クライマ−達が使用して、普及している『シット・ハ−ネス類』では、レッグ部分とウエスト部分の間に、隙間が開いているので、引っ掛かりや、磨耗・消耗の問題を含めて理論的にも『シッティング・スタイル』でのラッペルには、求められるハ−ネスの機能がクライミング等とは、少し違う。その為、『キャニオニング専用』として現在・各社から製作・販売されている『専用シット・ハ−ネス』の多くには、基本的に大きな墜落・衝撃に対応する、基本のコンセプトが重要な製品・製造の基本の『クライミング・タイプ』とは、異なる、キャニオニングに適したデザインと機能を持ったタイプのハ−ネスが数多く、登場・市販されている。
フリ−クライミング用として開発・製造された、特に軽量なタイプのシット・ハ−ネスを本格的な『キャニオニング』で使用する場合は、耐久性の問題には注意が必要。特に『スライダー』ポィントが連続する条件の『キャニオニング』では、ギアラックも含めて危険な『引っ掛かり』や、磨耗する箇所が多いのと、ハ−ネスのレッグ部分の強度劣化に関しては、問題点が多いと言う事は知っておいた方が良い。

シットハ−ネスとウエットス−ツの保護の為に、別付け『装備』として『ヒップ・ガ−ド』を使用するのは賢い方法の一つ。私の実施スク−ルでは幾つかを使用していて、基本的にスク−ル・レンタルの標準装備の一つとなっている。何を使っているかは、お教えできませんが・・・
水流・水中での行動、活動時間が長い『本格的なキャニオニング環境』では、低い水温下での充分な身体・体温の温存、と急激な『低体温・症状』に、可能な限りの注意と対応が
要求されます。

『ガイド&スク−ル』範囲での、活動とは別の個人の『遊び・趣味の範囲』での『キャニオニング』は、理由を述べる必要も無く『完全に個人の自由=責任』が、当然ながら基本。
技術・装備・用具の選択、必要性の基準も『安全基準』も、全て個人の判断。
全ての『コンテンツ』記述・記載内容の理解、利用や情報としての価値は、ご覧になる方達の判断です。
2006年・現在で国内・入荷、一般的に使用が可能な『キャニオニング専用シット・ハ−ネス』の最新モデルには、これまでのキャニオニング用として、製作されて来た機能・特徴が更に、顕著に強調されている。PETL社の、名前も『CANYON』パッド・フォ−ムとアタッチメント・ポィントが改良された。
『シッティング・スタイル』での、ラッペル(懸垂下降)が、使用される欧州圏でのキャニオニング現場では
キャニオニング専用としての『シット・ハ−ネス』の、発展・改良は基本形であったクライミングから少しずつ
キャニオニング環境での使用に、適したハ−ネスへと機能面でも特化して、現在の『シット・ハ−ネス』へと
進化している。特徴的なのは、臀部の耐摩耗性とプロテクション機能を両立した、保護シ−トの付加で、現在
では初期のゴム系・素材から、より耐摩耗性能が期待できる『PCV・ポリ塩化ビニ−ル』の使用に変更されている製品が多くなっている。メ−カ−各社は、消耗品である、この臀部シ−トを交換・部品として幾つかのパタ−ン・タイプに適合するようにオ−プション販売しているが、必ずしも各社・共通ではないので、購入には注意が必要。代表的な『交換シ−ト』には、PETZL社の『HOLZARTE』等が、評判が良いようだ。
私が99年〜2002年の期間に、使用していた『キャニオニング専用ハ−ネス』は、当時・日本国内には入荷・販売していなかった、当時としては、かなり特殊なタイプの製品だったので、いつもの事ながら無理な注文を
ICI大阪・店に聞いて貰って、見本品として数点がメ−カ−関係に入っていた物を入手して貰った。
まだ、PETZL製品からの国内・入荷は無かった頃なので、ドイツ製の初期モデルを使用していた。
基本の構造・機能面は現在、市販されているタイプに似ていたが、ウエスト部にはパッド類が封入されていず
長時間の使用には、快適さを期待できなかった。半面・テ−プのみの本体は軽量で、吸水性が殆ど無いので
使用後の乾燥・メンテナンスは簡単。アタッチメント・ポィントはD型スチ−ル金具が採用されていて、当時の他メ−カ−製品にも、このタイプの物が最も多かった。
2009年、センタ部の『D型リング』を、採用した『キャニオニング・ハ−ネス』が、幾つか簡単に入手できる環境だが、この数年間は特別、改良や新たなデザィンや機能が付加された『専用ハ−ネス』の、情報を見ない
快適な使用感覚には、フォ−ム・パッドの採用された『物』が良い
個人的には『タ−イング・ポィント』は、以前の金属アタッチメント・金具より最近の柔軟なタイプが好きだ
フランス・サボア・シャモニからも程近い
『バルベリン渓谷』は、最も初期のキャニオニング
関係の、商業的・利用でのスク−ル開催地として
多くの人達に知られている。

(写真)は、1999年の夏に私が『バルベリン』
のスク−ル状況を視察・学習時に撮影。

情報はギラルデ−ニ氏から、直接スク−ル実施
エリアとして紹介されていた。
1999年、当時にフランスのキャニオニング・ガイドが使用していた
装備類は、ウエット・ス−ツの上からキャニオニング・モデルとして
利用する、上下ワンピ−ス・スタイルの保温ス−ツの着用が目を
引いた以外は、他の装備・用具で特に注目すべき物は多くなかっ
た。ヘルメットはクライミング用のノ−マル・タイプ。シュ−ズ類に関
しては、スク−ル参加者の殆どは、普通のスニ−カ-使用で、専用
シュ−ズの利用者は、ごく僅かだった。
水温は、かなり低いにも、かかわらずグロ−ブの着用者も少ない。
基本的に、日本人と比較して欧米・特に北欧・東欧系の白人男子
は寒さに強いと言われ、随分と前からキャンプ場での冷たいシャワ
−等で、悲鳴を上げている日本人との、温度差の違いを肌身で感じ
ては、いたが・やはり彼らの水温適応力は強いようだ。
2006年、段階で見れば初期タイプ。細部に欠点とまでは言えないが、利用者としては不満の多い改良が望まれる、箇所が多い。(上・写真)の、最新モデルと比較すれば、どちらが使い易いかは一目瞭然。私も、他に専用品が手に、入らなかった4年間は、これを使用していた。
ガイド装備としては、最低限これぐらいの用具を「ハ−ネス」に付けて、携帯するが、日本国内では違った種類の用具も役立つ。探査、冒険的な、これからの日本国内での活動では『ボルト・キット類』も必携用具。
インストラクタ−や『スク−ル・ガイド』に、案内される参加者の基本・携帯、用具の一例
ホルザ−ト・タイプの『シット・ハ−ネス』に、あらかじめ取り付けられ、消耗・磨耗後に取り替えられるシ−ト類
の多くは、摩擦・強度に優れた素材が使用されている例が多いが、摩擦に強い素材だとスライダ−・タイプが
頻繁に現れる、キャニオニングや私の様に『滑りを楽しむ』キャニオニング・コ−スでの『スク−ル活動』での
レンタル装備・用具を使用している者には、滑り難い『タイプ・素材』は、遊び・楽しみの範囲で強度とは別に
必要・要素が変わって来る。私は、初期から、そういった問題を解決する『方法と装備』を、開発し改良して自分のスク−ル・ガイド活動では、市販品とは異なる『シ−ト類』ハ−ネスへの、後付け装備を使用している。
(ハ−ネス=クライミング用)に、合わせて補助使用する『ホルザ−ト』シ−トに、最適とは言えないまでも、かなり目的に合致し、サイズ範囲と価格で利用価値の高い、既製品・他の遊びからの、流用・応用使用『用具』は、意外なジャンルから、発見して使っている『しかも、かなり早くから=1999年』

選択は、それぞれの『キャニオニング』現場での、楽しみ方と基本の『安全性』付属する、経済性は別の問題として、考えた方が良い。安全に直結する保護的な性能を、優先した『素材』使用も、場合によっては必要だ。
『使用時の快適性』と『安全性』はクライミング用と、比較すればキャニオニング・タイプは両立し易い。
ラッペル(懸垂下降)技術が、頻繁に使用される活動なので、安定感や岩などでの摩擦に強い物が
やはり選択の規準となり、ハ−ネスその物・テ−プやパッド自体に吸水性の無い、防水機能を持った
物が、使用後の携帯やメンテナンスを含めて実用的。クライミング・タイプを改造するのも、
人によっては、最も良い方法になる場合が多い。実際、私も改造タイプの使用が多い。
CANYONING
後部分が『完全カバ−・タイプ』では、無かったのが最大の欠点(改良点)
金属製D型・アタッチメント
磨耗・消耗が激しかった
ウエスト部のテ−プが細く、捩れ易い
バック・サポ−ト機能が弱く、長いラッペルには適していなかった
『SPELGICA・スペルジカ』等の、専用のソウン・スリング・タイプの、専用用具を使うのが理想的
だが、クライミング・ロ−プの8mm〜9mm径を、適当な長さで切って二重ロ−プとして結束・使用
する方法も、頻繁に現場で使用する『スク−ル現場』では、消耗すれば頻繁に新しく、交換できる
ので、安全性という意味での、利点はある。『リビレイ』の、通過には必要不可欠な『用具』なので
個人で使用するならば、このような既製品を使うのが良いでしょう。
2方向・2本のテ−プ(ウェ−ビング)は、互いの長さが違い、併用する各カラビナには反転・防止
を施しておくと使い易く、私は各カラビナの色も、視認・確認が確実に行えるように変えている。
ラッペル・ディバイス(懸垂下降・用具)
『キャニオニング』では、最も使用率が高く、基本的な技術で必要となる『ラッペル・ディバイス』は基本的
には、クライミング用具と使用方法や使用する『用具』に大きな、違いは無いが、現在では『キャニオニング』目的に、特化(専門化)した専用の用具も、広く使われ出した。代表的な『用具』はケ−ビング・ジャンルで
長年、愛用者が多い『多連結ブレ−キ−バ−・タイプ』だが、クライミング・ジャンルで広く、使用され一般化している『エイトカン・タイプ』の、改良型が最近では主流だ。

代表的な『HUIT』や『PIRANA』は、クライミングにも使える。幾つかの改良の中には『HUIT』に長い下降使用後に、取り外しで手指に火傷しないように『ちいさなノブ』を加えた『HUIT ANTIBULRE』等も、あるが、特別に必要な機能とはキャニオニング・ジャンル・使用範囲では言えない。

『PIRANA』は、現代のキャニオニング現場でのレスキュ−を含めた、様々な状況に対応する事が可能な機能的な用具として、使用を薦められるが、応用使用には安全な環境での反復練習と正しい使い方を学ぶ意欲と努力が必要。通常のノ−マル使用方法は、他の似たような用具と大差ないので、応用系で使用する必要が無い人には、携帯性や価格で、特別・有利な点は見受けられない。
『キャニオニング』でも、他のジャンルのロ−プ使用の活動でも『ラッペル/懸垂下降』は、決して選択肢の中で『最も安全』な活動ではなく、基本的に『最も危険な要素を秘めている』と言う、認識が大切。
多連結ブレ−キ−バ−・システムを最大に利用した、初期の『ラッペル・ディバイス』を日本国内の山岳環境や渓谷で、使用する機会や必要性は、まず殆ど無いが『特殊な環境下』では使う必要も生じる。
下(中)写真の、初期タイプの用具を使用する人は少ない。下(右)写真のシングル・ロ−プ専用の下降
器具(ラッペル・ディバイス)に関しては、私個人は使い勝手や安全性といった機能面で、評価していて
実際に使用していて、好みとしては好きな用具の一つだ。スプリングの付いた開閉部により、シット・ハ−ネスにカラビナを、かいして取り付けた、この『器具』から、一動作でロ−プのセットが可能な点も、他の用具と比べても、現場では便利だという点は、あるが取り間違いを起こす可能性は高い。
オ−ト・ストップ機能を持った、数少ない『ラッペル・ディバイス』として
私は、下・写真の用具を20年以上は使っているが、用具としての機能は、改良の余地が多く。部品の消耗や、メンテナンスには他の単純な用具とは違って、問題は多い。特殊なラッペル・ディバイスなので使用者は『ケイビング目的』の人達ぐらいしか、いない。

『キャニオニング』に、適しているかどうか?は、使用者・自身の利用
目的・しだい。
現在では、完全に機能が改良されて『Wストップ機能』や、ワ−ク&
レスキュ−使用で、普及したモデルの使用が薦められている。
コレまでなら『ビッグ・ウォ−ル』での、ソロ・クライミング時の『Z式システム』での、複雑な下降や特殊な
岩壁ル−トで遭遇する程度の、垂直方向とは異なる斜方向や、変則的な下降システムを余儀なくされる
『キャニオニング』の、場合は単純なラッペル・テクニック(懸垂下降・技術)だけでは、対処できない場面も多く
そういった場面・状況ではクライミング用具として、製作された用具類よりも『キャニオニング専用』に、開発・製作された専用用具を使用した方が、安全性も高く、使用感覚も快適。
特に、下降途中から『積極的にダイブ』したり、着水後のリリ−スが素早いほど『安全』な状況では、下降器具をハ−ネスから接続している『カラビナ又は、固定金具』から、外さずに解除(リリ−ス)できるモデルの最近の『下降器具』は、とても使い易いものです。個人的に『ピラナ』を使用してますが、目的により数年前から愛用している『コング・新しいモデルのポナッティ−』も、素早く使えるという部分で愛用ギアの一つです。
先頭下降者が、着水後に危険な状態に陥るのを避ける、回避する補助の為の、ある種の牽引作業を予測しての『ガイド・ロ−プ』の使用に、続く補助ロ−プと組み合わせての『ラッペル』は、垂直方向のみならず場所によっては、かなり変則的に、かつ角度的にも『緩みの少なく、可能な限りのテンション状態』のロ−プを利用しますから、その状況での後続者の下降にも、目的に適った用具と技術の利用が、より安全。

こういった変則的な『下降箇所』では、最初に状況を、素早く、確実に判断して必要な技術を駆使・出来る
先頭リ−ダ-が、必要不可欠で岩壁でのクライミングとは異なる、知識と技術が要求される。クライミング経験と
クライミングの実践から、得て来た技術と知識は、確かに役立つが『キャニオニング』に、必要な技術と用具類を組み合わせた現場・対応は、やはり実地の経験者に任せるほうが良いだろう。
俗に『ひばり結び・嫌ロック』で、不意にラッペル・ディバイス(懸垂下降・用具)使用中に壁中で身動き
出来なくなるアクシデントは、この種類の用具では完全に防ぎ、きれない現象。そういった状況に陥らない『ひばり結び』にロ−プが下降用具の中で、動かないようにケイバ−やキャニオラ−は、クライマ−の殆どが愛用している、伝統的な形状の『ラッペル・ディバイス=丸型エイトカン』を使わない。
経験的に多くの、実践体験を持った『クライマ-』も、一般的に誰でもが基本と考えて、疑わない円形タイプの下降用具に、疑いの目を向けるが下降が中心となる『キャニオニング』程には、下降そのものに注意を払わないのは、致し方ない。丸型の利点と欠点を深く、考えて角型との比較で、選択すると、どちらが安全なのか、応用はと議論は続くが、好みの問題や価格で充分に吟味して、購入・使用している人は僅かだ。私なら、少なくとも同じ円形タイプを使用するならば、単純な『正円・丸タイプ』は、決して選ばない。中間部で識別しやすい『バイカラ−・ロ−プ』は、主にアルパィン系ガイドの世界では、使用者も認知度も高いが、キャニオニング専用または、使用に向いているロ−プ類には、あまり選択肢は無い。中間部が認識し易いという利点は便利なのだが、下降器具の使い方では、クライミングとは違ったラッペル・ロ−プの一方向性・固定の為に『下降器具』が、頻繁に使用される場合もある。
一種の『応用技術』にも、やはり対応しやすい用具を選んでおいたほうが良いでしょう。

必ず、楕円形状タイプを選ぶだろう。何故かを判っていないと、機能面での理解は、かなり乏しいと言える。ハ−ネスに、この種の用具を・ぶら下げている人達にも、私から見て・使い方・以前の間違いを見る
人達は多い。私の講習・参加者なら誰も、同じ間違いはしない。
今、現在では単純に『丸型』か『角型』かの、比較は不要。

問題を、完全には解決したわけでは無いが、良い『用具』が
市販されている。

私はクライアントにも、講習に参加した人へも、アドバイスを
求められた、様々な人達へも毎回・同じ事を単純に説明して
いる。『お金で、買える安全は、買いましょう』命は一つ
価格で、計る生命は危険で、無謀と。

良い用具は、快適で安全性を向上させます。
本質的に『危険な遊び。危険を多分に含んだ行為』を楽しむ
ならば、自分が使用する『各種・用具』の価値を、知るべき。
用具と共に、本当に必要で正しい『技術を学ぶ』機会も買う
事が、可能です。カタログや雑誌、マニユアルを読みながら
身に付けていく無駄な、時間と労力に『危険性』を考えれば
プロから、学ぶ機会は必ず『有益』な筈です。
下・写真)2点の『ラッペル・ディバイス』は、数年前から市販・購入できるようになった最新モデル。
(左。写真)の『CMI製品』は、かなり前からカヤック&ラフティング関係の『レスキュ-利用』で知られていた。
独特な形状を持った『レスキュ−・エイトNFPA』現在、市販されている同種類の用具の中では、最もサイズ的に大きい


仮固定と各種ロ−プ径への、対応力に優れ、ひばり結びの回避には最適な有効形状。

『MIZO』販売品は、主に高所作業ジャンルでの使用に製作・使用されているので耐久性・重視で本体の重量は軽いとは言えない。これも基本的には『クライミング専用』用具とは言えず、キャニオニング・レスキュ−。各種・高所作業に適した用具。双方共に、2006年度版の『ICIカタログ・THE EARTH』にて紹介されています。
『現在はラッペル・ディバイス』少し前には『デイッセンダ-』
と呼び称するのが、多くのクライマ−の呼び方。
『キャニオニング』専用の、この用具は近年・登場した物で
一般的に、クライマ−が使用しているシンプルなタイプに比
べると、形状も変形している。
一般的な『エイトカン・タイプ』と、異なる機能はブレ−キ
ボジションが、簡単な操作・手順で『3種類』に変化させる
事が、出来て。あらかじめ使用者が、ブレ−キ・モ−ドを
記憶して、使い方のパタ−ンを習熟しておけば、いつでも
適切なコントロ−ルが、可能。

最近は、自社ブランドの付属としてカラビナ類をセットで販売
しようとする、戦略的な傾向が見て取れる。
この『ピラナ』も、使えるカラビナが限定されていて、利用者
としては使い勝手と、選択肢の限定が少しばかり、気にいら
ない。
99年から、私が『キャニオニング・体験スク−ル』
での活動で、俗に『ウルドラマン・スタイル』と呼び
幾つかのコ−スで、数多くの参加者が挑戦してい
る、前向きスライダ−は幾つかの、大切な注意と共
に、実際に体験する人への、注意が必要。

実施場所の選択や、事前の着水ポィンの確認は
誰が、考えても当たり前の準備だが。

それだけでは、気楽に初体験の人が、この方法で
滑滝で遊んではいけない。
幾つかの『確実な、安全・確保』に、関しての注意や
スク−ルならば、システム上のクリアしなければ
ならない点に、主催者・ガイドは注意する必要が
生じる。
ハ−ネス・その他の装備を身体・装着が基本なので
その辺りの、基本的な問題や用具・装備の損傷・以外
の、不測の『危険・予測』は当然、事前に考慮。

『エントラップメント』に関しての注意も同じ。
ハ−ネス本体と共に、各種の用具のラッキングにも
注意が必要となる。スライダ−・タイプの滝やナメでの
活動時にも、身体が何かに『引っ掛かる』=一種のエントラップメントの恐れが存在している。
一般的には個人が、ロ−プで確保されている事が少なく、自由に活動するキャニオニングでは、クライミングとは、違った個人単位での『安全確保』に関しての、意識と技術が要求される。

何でも『自己責任』と説明出来るのは、自由意志での個人単位での活動時のみで、スク−ルや営業企画での参加者に『安全確保・必要な安全基準』の認識を求めるのは間違いだろう。
2006年5月20日シ−ズン突入。
梅雨入り前の、長雨後に講習・企画を実施できたので、増水・激流状態でのコンデ゜ィションが楽しめました
平常・水量の約30%増し・増水でしたから、いつもの「底無し釜」は完全にス−パ−・ジャグジ-状態。
前半の初心者コ−スも、スク−ル・システムのフィックス・ロ−プの設置が、無ければ誰も自力・浮上は困難
かなり、初体験の人達には、過激で刺激的にキャニオニングを楽しんで、頂けました。
(下・写真)は2009年8月、初旬の『キャニオニング・スク−ル』現場での、増水時の極端に水流・水圧が増加した場面での『ガイド・ロ−プ』上下、方向からの『強制浮上システム』の一例。
クライミング環境などでの、単純な『固定ロ−プ/フイックス』とは、利用目的が違い、ある種の撓み、緩めたロ−プ・フイックスの間隔が必要で、参加者・本人の2重『安全策』と重ねて、初めて利用意味・価値が生じる。反転流や複雑な底流れ、引き込まれて自己浮力と泳力などの、不満足な安全対応策では『危険』が、判断される場合は、この種の対応が絶対に必要。『まあ、大丈夫だろう?範囲』の、楽観的な予想・予測、判断は非常に危険なのだ。予め事前に『安全の為の準備』を行うのが、クライミングとは本質的に違い、殆どの活動が個々の活動者が、他のメンバ−とロ−プで結ばれず、状況に応じて個人が活動する『キャニオニング』では、この種のテクニックは頻繁に使用しないので、体験量が不足しがちなので、どうしても判断の基準が甘くなりがちなようだ。
以前と違い、現在では『キャニオニング使用に適した、フロ−ティング・ロ−プ』も使えて、この種のテクニックの利用も格段に使い易く、安全になった。
関東や東北・山岳地形での『キャニオニング』や『ゴルジュ・スイミングからの滝・突破』と、比較すれば私のメイン活動地である、西日本『関西・南紀』と『四国』等の山岳は、基本的に標高や残雪量といった自然条件が東部・北部エリアよりも格段に、条件的に優しく水量の急激な低下も少なく『スク−ル環境』には、恵まれている・それでも梅雨入り前の・シ−ズン初期には、3mm程度のウエット・ス−ツだけでは、慣れていない参加者には水温の冷たさは、不快なので保温・重視でインナ-装備類に、加えて(下・写真)の様な薄いが、防水・防風の機能を持ったジヤケット類の着用が、活動・スク−ル参加の前提となる。
ウェットス−ツと身体の間に侵入する水を軽減さすという目的も、僅かに在るが防水・防風の機能を重ね合わせるのは、体温の低下を極力避けるという意味で、重要。ある程度は使い古した『登山用の雨具』でも、対応が可能だが基本の防水性能が極端に、低下したり強度面で不充分な『上着』は実用に耐える物ではない。
仏・独圏ではケ−ビングの発展、普及からの経緯も含めて『ウエット系』に、重ねて使用する『上下一体タイプのス−ツ』の着用も一般的。探査、冒険的な要素を求めて国内で、より深く本格的な『キャニオニング』の、場を広めて行こうとすると、重量面での制約や、アプロ−チでの労力の軽減や、現実的な活動の範囲で、手早く脱ぎ着したり、体温調整も含めて、緊急・突然の状況下に対応する為には『完全防水タイプのドライ・ス−ツ』類の着用・使用が要求されて行くかもしれない。この基準とは、全く逆に装備を簡略化した『時期の限定された』日本バ−ジョン・タイプとも呼べる、渓谷を素早く通過・突破すべく全ての装備・衣類を軽量化した活動も、これからは実践され、研究も進み、普及の一助となる予感が私にはある。
常設、もしくはスク−ルや特定の環境範囲でのガイド・コ−スでの、活動は、全く逆に更に安全基準の向上と、普及に伴ない使用する衣類や装備、特に安全確保の事前準備も含めて、利用範囲の数量も種類も増加すべきだと思う。『安全基準』は、その意識も含めてだが、年々と変化し、質的にも向上すべきなのは当然なのだから。
以前に『沢登り』から、本格的な『キャニオニング』体験を望む人達に、基本的な装備や衣服に関しての
本当に、基礎的なアドバイスや現場での注意を行った時に、正直・彼らの『キャニオニングの危険』に関するあまりに低い、安全基準・危険に対する、認識の低さに唖然とした思いがあった。

同じ様に『ラフティング』に代表される、川の乗り物・系から『キャニオニング』に興味を持ち、私の元を訪ねて来た(某)プロ・インストラクタ−も、基本的な『安全・基準』と共に、垂直範囲での確保やレスキュ−項目に関する意識・理解と、必要性の認識が欠如している事を知って、これも呆れてしまった。

どちらの側から来ている、人達も、それぞれのジャンルでは20年以上のキャリアを持ち、それぞれ指導者的な役割を果たしている人物たちで、雑誌・著述の技術や安全・項目では、一言・しっかりと持っている筈の人達だからだ。彼らの欠点は、自分達の『ジャンル』キャリアの中からでしか、この新しい渓谷・渓流での
『活動・遊び方』それに付随する『危険性』を理解出来ない、理解しようとする努力が基本的に、無いことで
実体験を持たない『キャニオニング』に関しての、安易な予想から、自分達には何一つ、問題は生じないと思い込みたい『危険な意識』を本人達は、当然ながら理解出来ていなかった。

乗り物・系のラフティングやカヤック関係者は、それでも一度でも実際の『キャニオニングの現場』を体験すれば、そういった誤った意識を理解するのは容易く、問題は少ない。

大きな危険・問題を秘めているのは『山・沢、関係』から、遊び方を移行して来た人達だ。彼らは、押しなべて頑固で、自分達の20年・30年間の体験的キャリアを信奉していて、意識面での急激な変化や、基本の『安全・基準』を受け入れるだけのキャパシティ−に乏しい。例外は、確かにあるが、そういった一つの固定化された意識・経験からの知識・技術から全く新しい、技術や知識・そして新しい装備や技術をを習得する為の、熱意が薄い。これらはアドバイスや注意で変化する問題では無さそうなので、彼らの中での変化を待つしか方法は、在り得ない。2006年、2007年、そして2008年と続けて、群馬・関東方面で『キャニオニング』での不幸な事故が発生してしまった。私が本格的にスク−ル活動を開始した1999年から、こういった業務や営利活動の中で、避けられるべき、避けるべき『事故』が、発生するだろうとは、予想、危惧はしていたが、メディアからの突然の電話に対応するのは、正直、苦しい。特に一度、成功体験の快感を覚えると、意外と度胸一発タイプで要求される『技術や経験』が、ある意味で不要と感じられる『ダイブ/飛び込み』は、スライダ−やラッペルと違って、危険な要素を判断する場面での慎重さ?事前の調査的な行為・活動を省略したり、安全基準を高めるべき範囲で、逆に危険要素を無用・不要に受け入れてしまう精神的な要素が高く、重大な事故に陥らずとも、かなり危険だと他者も現実的な、判断でも考えられる事例は増加傾向。
過去のワイルド・ウォ−タ系の、貴重な事例や沢登りでの教訓は、中々、生かされない。

何事にも『適正な判断力』は、必要不可欠だ。
危険度の評価を正しく、行える『リスク・アセスメント』能力は、絶えず新しい知識、技術、そして経験から学ぶべき、事柄で・否定・拒否からは何も生み出されない。沢は沢・キャニオニングは独自と理解して欲しい

ベ−ス・ボ−ルが『野球』で、サッカ−を『蹴球』と誰が、呼ぼうが私は一向に構わないし表現の自由を主張したければ、他の自由と共にならば主張して結構。

それを同次元に『キャニオニング』を『降渓』と主張・名称を使おうと勝手だとは思いますが、歴史的な経緯や発祥地・スポ−ツとしての歴史だけでも、先輩達・冒険時期の活動を知れば、僅かな漢字使用・圏内の
更に、僅かに沢を遊びとして理解する少数の人達だけが、キャニオニングでは無くて、何故?『降渓』
なんでしょうか。私には、どうも・その辺りの意識面での名称・使用が良く理解できません。

他所からの文化や教養が、その国や土地で熟成されて変化して、基本形から変わって全く新しい文化に育ったり、基本が同じスポ−ツや遊びが、同じ様にオリジナル化していくのには時間と、それ相応の実績や内容の熟成・高度化が必要なはずでしょう。『キャニオニング』に関しては、まだジャパン・オリジナル。

ジャパン・バ−ジョンと呼べるほどに成長していると思えない。まだ学ぶべき事は多く、過去から学ぶべき事は技術も含めて多い。その後に、日本の渓谷・渓流から発信して世界へ向かえる発展した『キャニオニング=降渓』が生まれると思います。個人的には、稜線から下り、最上流部・支流合流点、付近から降りる『黒部川』や、滑が基本で危険要素も少なく、技術的に容易な範囲の沢下り、渓谷での活動を『降渓』と感じ出した、登山者が増えているようで、、その辺りも少し違うのでは、と言う感想がある。
『素材と機能』に関しては、現時点で他のジャンル(例えばスキュ−バ−・ダイビング等)で普及して、愛用者が多くて、評価が高い最新モデルならば『キャニオニング』での、使用への流用は殆ど問題ない

より運動性能や『専門化した装備』を求めるならば、私が99年から着用している様な(下写真・左)完全オ−ダ−・メイド・タイプで製作したモデルの様に、前開きタイプで、細部を工夫したウエット・ス−ツを着用・使用するのが良いでしょう。

市販されている『海ジャンル』の上下・一体タイプのウエット・ス−ツの利点は保温性と身体への密着・フイット感覚の良さだが、これも個人の各身体サイズに適合した、フル・オ−ダ−ならではの利点なので一般的なサイズ表示で販売されている、既製品に機能面での全ての利点は期待してはいけない。
カヤックやウェ−ブ・スキ−や、サ−フィン等゜で使用されている『タイプ』には、似通っていても半袖やハ−フ・パンツ・タイプの物が多くて、本格的な『キャニオニング』に流用するには、適していない物も多いやはり、対応・機能と安全を求めると海用の専門品の中から、タイプを選択して機能性を考慮した『デザイン』で、購入者の身体サイズに完全フイットした

オ−ダ−での製作品の購入・使用がベストな選択。下・写真の私がスク−ル期間で、約3年間・連続・使用で酷使・元は充分に取った、上下セパレ−トで、ログ・ジョン・タイプにショ−ト・ジヤケットの組み合わせは、着脱・他の保護プロテクション装備との、組み合わせや『シット・ハ−ネス』と『ホルザ−ト・シ−ト』との重ねも良好。

膝や、肘に肩の可動部にもデザイン上の工夫を凝らした。このタイプが沢でも、キャニオニングでの使用にも、最も汎用性が高くて私は愛用しています。似たようなタイプに、工夫すれば他ジャンルからの流用・応用でも少しは、使える物はありそうです。

『冒険的・要素』が、充分に残されている日本国内での『本格的なキャニオニング』の実際面では、ある程度の環境や気温・水温条件下で、殆ど基本的な『沢登りスタイル』でも活動が可能な場合があります。特に、アプロ−チ範囲で、活動に制約が加わる場面では『重量』の問題で、一種のライト・タイプの装備・特に衣類関係での選択で、広義の『安全基準』を自身の判断で、省略?するのも個人の判断次第。ガイド業務やスク−ル&講習範囲では、この問題は全く違った考え方です。
『沢登り』から、キャニオニングに移行・趣味の活動を移して来た人達の中でも、特に通常・普通の渓流・遊び感覚しか『安全・基準』も、含めて持ち合わせていない人達は、こと衣類・装備と最新のキャニオニングやクライミング用具に、使える技術に関しての、知識も使用体験も少なく、理解度にも私から見て、不安が多い。

特に、使い古した雨具・程度と、在り合せで組み合わせた『衣類・関係』で、長時間の実際のキャニオニングに対応しようとする意識や、これぐらいの装備や技術で、も過去の自分のキャリアならば、大丈夫だと思い込みたがる意識面での、勘違いに近い身勝手な、判断。この不注意が非常に危険だと言う事・自体を理解出来ない『そのことが最も危険』そういったレベルの人達は『低体温症状』や『シヨック・ノック』等を、含めた渓谷・渓流での危険を知らなく、知る為の学習努力を、放棄しているとしか思えない人達なので、ある一定以上のレベルから、上の『キャニオニング・フィ−ルドやコ−ス内』での危険は予想される。
『基本の衣類』としては、順当な説明ならば下着・インナ-類から入るのが普通だが、このインナ−にも現在ならば『フアィン・トラック』社の製作・販売している特化・専門的なインナ-等が、最も使えるタイプなので先ずは価格も含めて、デザインや機能面でも、説明が必要で、重要度の高い『ス−ツ類』から、説明とアドバイスを行います。俗に『ス−ツ』と言えば、スキュ−バ−・ダイビングでの使用を、前提の『ウエット・ス−ツ』を称するのが普通です。他にも違ったジャンルで、似た素材の物も多いのですが、普及度と価格帯・機能面からは選択肢としては『海系・スキュ−バ−・タイプ』が、現時点では特殊なオ−ダ−以外を除けば、最も一般的な選択範囲でしょう。ゴルジュ突破系で、充分な経験を積んでいる人達は『キャニオニング』対応の意味を理解している。
『ウエット・ス−ツ』と『ドライ・ス−ツ』
テレビでのガイド業務や特殊なコンディション時の『依頼キャニオニング』現場で、私も『ドライ・ス−ツ』を実際に使用していますが、まず価格の問題と、耐久強度や補修の難題で、一般的に『キャニオニング』で、広く使用・利用される『物』では、ありません。厳冬期の、凍った滝壷をアックスで、氷面を叩き割ってのダイビング等、私の経験としては面白いが、二度・三度と楽しみの為に行いたいと考えている訳ではなく、特殊な条件・依頼で業務としてならば可能。そういった、条件下では物理的に『ドライ・ス−ツ』着用・使用、以外での活動は不可能ですから。まず、一般的に『キャニオニン現場』で、ドライが必要不可欠とは言えません。しかし、持っていると確かに重宝・役立つ装備の代表格である事は否めない。レンタル使用という選択肢も、あります。
     『ウエットとセミ・ドライ』相互・機能の融合タイプが、御薦めウエット・ス−ツ
バック・ファスナ−・システムが、最も一般的な『ウエット・ス−ツ』に、採用されている方式だが、個人的に私自身は頻繁に毎日。状況によっては山中で、一日に何度も装着・脱ぎ着するので身体の後ろ側・背中にジッパ−が付いているウエット・ス−ツは不便で気に入らなかった。

それで『オ−ダ−』モデルでは、上下セパレ−トでログジョン・タイプのパンツにも、上着にも前開きジッパ−を取り付けた『オリジナル・キャニオニング専用ウエット』を愛用しているが、保温性という問題では、やはりオ−ソドックスな『バック・ファスナ−・タイプ』の利点を評価しなければ、ならなくなった。

しかし、前開きジッパ゛−・タイプにしろ、後ろ側(バック・ファスナ−)タイプにしても、冷水に入った瞬間の水の浸入で、背筋に走る冷感は防ぎきれない。

ウエット・ス−ツの保温上の、最大の弱点は、この開閉部に採用されているジッパ−・システムにあるのは、使用者ならば誰でもが気が付くポィント。バック・ファスナ−とネック部分からの浸水を、防ぐだけではなくて機能面で・構造面での工夫と改良で、肌に直接・触れさせないで外部へ排出する事を、求めたデザインが最近は注目されている。

素材の保温性や収縮率の、向上ばかりに注目されていた時期には、見落とされていた改良点だ。専門的なウエット・ス−ツ類の機能に詳しくは無い、山関係からキャニオニングで必要だからと、装備の一つとして注目し出した側の人間には、この辺りの最新モデルの素材や機能面での、改良に関する情報も知識も乏しいので、ついダイビング・シヨップで安価な吊るしタイプやバ−ゲン品を、購入してしまい。情報や知識を知るに付け、初期投資の無駄を悔む。
ネ−ミングも、知る人には理解し易い『COCOON』CCS(セルフ・コンパ−トメント・システム)は、キャニオニングで、使うのにも適したシステム構造。老舗のモビ−デイック社のカタログに記載されています。
            (MOBBYS)2006−07 カタログから詳細・情報を得ました。
(下・写真)は2006年5月20日の、私がガイドした『キャニオニング』でのホ−ル・ダイプのス−パ−・ジャクジ−状態で激流・回転ホ−ルで遊ぶ参加者の皆様。増水・直後の水温は3mm程度のウエット厚では、保温性能に限界が生じているので、ファイン・トラックのインナ−にゴア・ジヤケットも重ね着している。
外気温を気にする人達は多いが、重要な『水温』に関して、意外と無頓着?な人も多い。
私は、あらゆる条件下でデジタル・タイプの水温計で、現場の水温をチエックするのが習慣化しているのだが、『水温計』が標準・携行品としてリスト・アップされて、いないのも不思議な話しだろう。

当然・グロ−ブもネオプレ−ン製品。インナ−・ベスト等の、着用も基本システムの一つです。
一人(XXL)サイズをレンタル。このサイズ範囲は、通常は市販されていない私のスク−ル・レンタル装備でも2着しか、御用意は出来ません。


個人的には5月下旬頃から、10月中旬までの『キャニオニング・シ−ズン』で、私が使用しているワンピ−ス・タイプの『ウエット・ス−ツ』は基本が3着で、他に予備が同数、低水温下での利用に特別に生地の厚く保温性が高いタイプを2着、常時・使用できる状態で用意している。インナ−用の『ネオプレ−ン・ベスト』は2着、うち一枚は身体に密着するタイト・タイプを愛用。スク−ル&ガイド活動で、参加者がウエット・ス−ツ着用の基本装備・使用中に私がドライ・ス−ツ等を着用、使用することは絶対にない。
一昔前の黒一色の『漁師タイプ』の、ウエット・ス−ツや川釣り兼用タイプの、今でも釣具店で安価な価格で販売されているウエット・パンツ類を『キャニオニング』や『シャワ−クライミング』で、使えると公言している人達は、意外と多い。特に『沢関係』では、この釣具店のウエット・タイツ類を初心者に薦めて、購入させている組織さえ存在している。流用も応用・使用も安全性や機能面での、妥当性が、あれば一定のレベルまでは容認しても、構わないと私も考えてはいますが、それが唯一『価格・基準』での、選択ならば何か問題が生じそうな予感は持ちます。実例としては、私の講習を受けに来た、ご夫婦が以前に参加した『登山学校』でリ−ダ−から指示を受けて、購入していた『沢登り用』として使用していたと言う『釣り用タイツ』2mm程度の暑さで、ジッパ−部分は明らかな粗悪品で、ウエット・ソックスが縫い込まれたタイプ。これを沢での使用に薦めるとは、私には到底・信じられなかった。浸水すれば、ソックス一体式タイツが、どれ程・危険なのか常識を働かせれば、誰でもが判る筈だからだ。こういった実例は、関西範囲で多い。泳ぐ『沢』では、使わないという詭弁は実際の『沢・渓流、現場』での活動では通じない。
現在では、一昔前の『ウエット・ス−ツ』特有の、圧迫感や動き難さは、かなり解消されていて『キャニオニング』を楽しむ為に必要とされる『保温性能と機能性』は、ほぼスキュ−バ−・ダイビング用として製作・販売されている『市販品』を購入して、問題が生じる事は無いと言える。が、やはり個人的には『キャニオニング専用』にデザインされ、細部の補強が成された『ウエット・ス−ツ』が欲しいと思っているのが本音。
ウェットス−ツ系で、ウィンドサフィン−やジエットボ−ト専用の物も使える。基本的に身体に密着・フイットしたサイズを個別にフルオ−ダ−もしくは、タイプ内の基本サイズから、ある程度は豊富に自分の身体サイズに合わせて購入するのが、この種類の基本なのでスク−ル・レンタルを行っている場合には、かなりのサイズ構成と個数が要求される。特に児童体型・キッズ対応は大人用と比較すると、満足ゆくスク−ル装備として準備するのは中々に難しい。脚の補助プロテクションや保温性の向上には『沢登り用のウォ−タ−・スパッツ』等が、流用できるが、ネオプレ−ン系の専用ソックス等を使用するのは難しい現状。
可能な限り『容易で短時間でのアプロ−チ』と『安全性が高く、基本的に技術要素を要求』しない、現場への進入・ガイド・コ−スが理想である『スク−ルや講習場所』は、特例として一般的な国内での個人の遊びでの『キャニオニング』では、こういった快適性と安全性の基準とは、異なるウェア−類の選択と使用状況がある。アプロ−チが登山範囲の場合は、特に軽量化と保温の為の妥協点が、この衣類の選択で決定的な違いとなるが全て、自己責任・個々の判断。

完全『オ−ダ-』で、メ−カ−に製作を依頼すると、かなり気に入った『タイプ』を、作る事が出来るが膝の補強・素材や関節部のデザインで、やはり少し期待している『性能』にはならない。

一番の問題は『価格』で、これもラフティング・スク−ルで主に利用されている(某社・製品)ならば、かなり割安で製作を依頼できるが、好みの『色』に関しては自由にはならない。

一時、何故?国内の数多くの『ラフティング・スク−ル』がレンタル装備の「ウエット類」の、殆どが黒色を基本とした『地味系』なのか、不思議だったが理由は、やはり『価格面』での、制約だった事が判明した。
『クライミング』特に、アルパィン・クライミング系での各種
クライミング・ギアでの解説や、個人的な使用・体験からの
技術的な説明で、最も『用具』としての使用範囲や限定・基準
が、曖昧で、使用範囲を明確に主張したり、説明される事の少
ない用具の代表が『エイトカン』と、広く呼ばれて利用者が多い
下降器具です。
『エイトカン』は、下降器であって・確保器ではない。
そう主張した人達も、一時期は、その意見に同調するクライマ−
も存在していたが、一般的な使用方法に加えてカラビナ連結・側
の『リング・ホ−ル』も、ディッセンダ−・リング等と同じ様な原理で
確保システムに利用できる事と、かって確保器具の代名詞とまで
普及した『ビレ−・プレ−ト』との使用感覚とも、類似していた事も
手伝って、確保・器具としても充分に通用すると言った反論に完全
に負けて、下降器具・専用との認識は普及されなかった。

しかし、殆どの利用者は、下降ポジション・システムと同様でのセット
方法や、続に『チョイ・がけ』と称される摩擦・抵抗の最も少ない方法
での確保を、何の疑問も持たずに実際の『確保・現場』で使用してい
て、この辺りの『知識と意識』面での、大きな隔たりが大きな危険を
内包していると、私には思えて仕方が無い。

特に、後続者の確保に、下向き使用で単純なエイトカン利用の確保
システムは現代的な『確保・技術』とは呼べない。
ガイド・スタンスからは『エイトカン』は、優れた操作性能と制動力を
利用した『下降器具』としての使用は、薦められるが『確保・専用器具』
としては、必ずしも推薦・利用を薦める『用具』とは言えない。
『キャニオニング・ハ−ネス』
(各社タイプ・資料)
キャニオニング・タイプ(下降技術)
専用・補助装備
(Canyoning Rucksack)
個人的な趣味の、範囲も含めてだが『キャニオニング』に
使用する『ウエット・ス−ツ』を、含めて私としては少し明る
くて、カラフルで楽しそうに見えるフアッションで参加者にも
そのイメ−ジを、遊びの中から覚えて他所で、話して欲しい

そういった訳で、私の実施する『キャニオニング・スク−ル』
使用の、各種スク−ル・レンタル装備は、多分?他所より
倍は『派手』だと言われているらしい?
これが、どっかのグル−プの様に、全員が真っ黒。
傍目にはシヨッカ-並みか、怪しい黒の団体では、それで
なくても、光量に少し乏しい「渓谷」では、子供達から見たら
絶対に、怪しく、悪者としか見えない。

その点、うちのスク−ル参加者がキャンプ地から林道を
歩いていても、まず悪い方のグル−プには見えない。
カラフルさ、色使いの派手さで「正義の味方」タイプである。

大抵の幼児は、すれ違うときに『目が点・状態』
ガッチヤマンか、正義の何とか戦隊に見えること確実。


遊びなんだから、この辺りまで遊んでも構わない。
過激に、遊ぶ為には『プロテクション』装備と
危険に対する、備えの意識が重要だ。

予測範囲・想定している以上の『危険』
要素を、充分に吟味して挑戦する事が安全
な『キャニオニング』に、つながる。
子供達にも、専用の『装備と用具』を使用して、安全で楽しいキャニオニングを体験して下さい。特に、重心点が、大人よりも高い、児童の体型に合致した『キッズ・ハ−ネス』と、サイズが適合した『ヘルメット』『シュ−ズの使用が』、大切です。
クライミング・ロ−プを『キャニオニング』で使用することは可能だが、基本的に使用目的が違い、専用ロ−プが存在する事からも、『キャニオニング専用に製造されたロ−プ』を使用するのが最も賢く、正当な選択。現在では外皮素材をポリエステルとし、耐熱性と耐磨耗性を保持しながら、しなやかに扱える性能を有したロ−プに更に芯をポリプロピレン製とすることにより、水に浮く性能を持った物も利用できる。

また、WATER RESCUE分野で開発が゜進み、『キャニオニング』での利用にも、その性能が活用できると考えられる外被は『ポリプロピレン』で、芯に高強度の『ダイニ−マ』を使用した最新の『フロ−ティング・ロ−プ』や、ケイバ−にも人気が高い『セミ・スタティック・ロ−プ』も、本格的な『キャニオニング』で、これから利用者も増えて行くと考えられる。これまでの、一般的な『ウォ−タ−系のレスキュ−・ロ−プ』や『スロ−・バック用の補助ロ−プよりも、強度・耐久性が向上し出したのを注目している。

これらの『レスキュ−・ロ−プ』関係の製品には、夜間での使用に適した『リフリクティブ/夜間反射機能』を有した製品も登場して来たので、厳しい状況が予想される、これからの国内での更に厳しい『本格的なキャニオニング』の現場で、その機能が役立つと思う。

個人的に、欧州での『キャニオニング』を実際に目にしてから、キャニオニングで使われる様々な『ロ−プワ−ク』や、ロッククライミングや沢登り、とは違った技術や、何故?必要なのかを少し、理解し出してから『スタティック・ロ−プ』の使用は当然となっていて、次は70m〜100mと、いった長さの専用ロ−プを活用できるだけの、内容を持った『実践』に移行し出している。そして、より複雑で敗退不能、屈曲度の強く、危険な環境下での素晴らしい『キャニオニング』の、世界に挑戦する為にも、これらの専用ロ−プの使用に慣れて行くのは、目的達成の為にも重要になって来た。

軽量で高強度の基準値に値する『製品』は、主に超非ストレッチ・タイプのロ−プが代表格。
2006年、以降は日本国内でも『キャニオニング』の使用に適した『専門ロ−プ』の、入手が容易になった。
2009年、現在『ベア−ル』等のクライマ−には馴染み深いメ−カ−からも、ケ−ビングやアウトドア・スク−ルでの使用に求められる、高強度、耐久性のある、専門ロ−プが発売されていて『キャニオニング』での使用でも、目的別に径や外皮の硬さ、強度や伸縮率も選べて使用する事が可能となった。

残念なのは、まだ販売元・輸入元に『キャニオニング』が、充分には理解されていないようで、折角『キャニオニング』では、普及・一般的に利用する機会も増え出している『専用ロ−プ利用が前提』の『シングル・ロ−プでのラッペル』で、引き抜きロ−プとしても理想的な、軽量で強度も有している『Dyneemaの7・3mm』の補助ロ−プが、50mと60mが、カタログに記載されているのに、この『60mロ−プ』の、メインとなる同一メ−カ−の『キャニオニング用ロ−プのAquatech9mm』等に、この60mが無いというのも残念。

楽しめる『キャニオニング・コ−ス』は、この数年間で実に多くが、下降トレ−スされて、ダイブ中心で、後は特別に困難で技術的な課題を要求しない『沢』で、ならばファイントラック社の『スロ−・バック』も重宝する。
日本で『キャニオニング』を活動の一つとして業務・スク−ルを含めて、参加者に専用の履物を用意している事は非常に少ない。利益重視タイプ?を端的に現しているのが『キャニオニング』での履物レンタルかも知れません。ラフテイングに代表される、日本国内の河川・上流部で業務・営業的に活動して来た人達が、2003年〜2009年に急激に『キャニオニング&シャワ−クライミング』のスク−ルやガイド活動(業務)に、参入して来たがフット・ギアに関しては、長年『渓流・渓谷/沢』での実体験・活動の、積み重ねを持つ登山関係・クライマ−の安全基準とは違う。日本の渓流環境で危険な要素としては、見過ごされがちな水蘚や藻類付着の足元の不安定さ、スリップや転等、不意の滑落や体重移動・バランス保持の不確実さ等は『フットギア』の選択や使用の間違いによるところも多い。何かが起きてからでは、遅すぎますよ。
2009年の『スク−ル活動』で、6月から9月まで頻繁に使用していた私の個人的な『靴類』です。
3足目のファイブ・テン社のアクアステルス・ソ−ル・シュ−ズを除けば他の3足は一般的な『渓流シュ−ズ』東京池袋の秀山荘オリジナルの『ス−パ−・プロ』が、最も使用頻度の高い愛用靴。他2足は今シ−ズンの使用に新しく購入した『ICIオリジナル製品』フェルト・ソ−ルとアクアステルス・ソ−ルの2種類を今夏は使用していました。現在、試験品ですが『キャニオニング・シュ−ズ』の製作デザィンを依頼・担当中。
保温性+充分なプロテクション機能+高浮力そして、着易さと動き易さ=価格に比例。
成長期の子供達が使用する、キャニオニングに使う衣類、装備(用具)には、細心の注意が必要。
ハ−ド面と共に、精神的な部分でのバックアップ・スキルには体験に裏打ちされた、テクニックも必要。
特に、女性や子供にはキャニオニングの活動の中で一つの魅力でもある『ダイブ/飛び降り』に関しては、その実際の高距や技術的・難度とは違う、人それぞれの『プレッシャ−/恐怖感』への、対応やガイドとしての判断は必要。自分が楽しいと感じる事が、必ずしも他の人が、特に未経験者が本心で楽しいと感じるかは疑問であるし、選択の余地を相手に提供せずに半強制的に行うのは、スク−ル活動では、やはり問題は大きい。
特に、ラッペルやクライミング・ダウンなどの技術的な問題に対応できない、相手に閉鎖的で他に、容易で安全性も確保した他の選択肢が現実的に、選べない状況で行為を反強制するのは、サ−ビス業種の活動内容としては問題は残る。個人の判断と責任で活動する『キャニオニング』と、営利活動で行う『キャニオニング』では、この違いを主催・実行者が充分に理解していないと、法的な問題も含めてトラブルが発生する可能性はある。特に、子供に関しての判断は完全に引率・ガイドや企画主催者に、問題発生時の責任が及ぶのは当然。
『フェルト・ソ−ル』と『アクアステルス・ソ−ル』の2種類が、現在の渓流シュ−ズの選択肢。基本的には一般的な『フェルト・ソ−ル』を使用した渓流シュ−ズをキャニオニングでも沢登り、渓流ハイキングの企画でスク−ル・レンタルしている。使用条件により、使い分けられれば理想的だろう。
シヨップからの無料供与品やプロト・タイプの提供品を除けば、私の実施しているスク−ル&ガイド企画ではレンタル装備として使用している『渓流シュ−ズ』の、メインは東京・池袋の『秀山荘オリジナル』と、ICI石井スポ−ツ・オリジナル製品。各種サイズの補強に「キャラバン社・製品」や、(某・社)オリジナル・シュ−ズも含めていて、22cmから28cmまでの、サイズをフルカバ−しているが、参加者の多くにレンタルが必要となる22cm前後のサイズと児童に適合する15cm〜20cm範囲のサイズは国内のメ−カ−では、製造していないので特に5歳児から小学・低学年の子供達が使えるように、以前から私は改造品を多数、製作?利用。
現実的に専用の『ネオプレ−ン製の専用ソックス』が使えない、購入使用できない現状では、子供達へのレンタル・シュ−ズに靴自体に機能を求める事になる。足首のスパッツ機能なども付加した『キッズ用キャニオニング・シュ−ズ』使用した子供達からも履き易く、圧迫感も少ないので好評のようです。
3度目の『ソ−ル交換』後に、使用継続中の『秀山荘オリジナル・ス−パ−・プロ』この靴自体も同じモデルの
3足目の愛用品。個人的には最初のソ−ル交換時に、シヨップ依頼で張替えて貰った『ウ−ル・フェルト・ソ−ル』が性能的にも耐久性でも、最も好みだった。
『下降主体』のキャニオニングでは、靴の磨耗・損傷、は少なく一般的な沢登り、と比較して耐久期間は長いと思われているが、本格的な『キャニオニング』に挑戦し出すと、意外と靴の損傷は大きい。
追加、加筆・進行中です。12年10月05日 金曜日
2011年 2012年とICI神戸店に依頼して5・10社のキャニオニング専用シュ−ズ2種類を購入したが、どちらも問題の多い?靴だった。一つは、使用初日の実働2時間程度でアッパ−部分の縫い糸が抜けるという言う、この種の靴としては考えられないような製造段階での欠陥ありで、とても実用に耐えれる製品ではなく、そくざに返品。もう一種類はデザィンン上の問題。一応キャニオニング向きなのだが、使用者の利便性を全く考えていないモデルで、とても人に薦められる製品モデル・タイプの靴ではなかった。
2012年のシ−ズン突入時期から使用を開始した、久々の渓流系の遊びで活用出来る新兵器。あの、イボン・シュィナ−ド考案、製造の『リバ−クランポン』渓流で使える、着脱式のフリ−クション倍化装備。不思議な感触が体験できます。
沢登り愛好家が、積極的に購入して使うとは思えませんが『キャニオニング』の現場、特に開拓では使えます。