欧州圏では比較的・ポピュラ-な登山・山岳環境を利用したアウトドア・アクティビテイとして知られ。年齢幅の広い『野外遊び』として、愛好者は多い。
           『ヴィアフェラ−タ』
登山用具、特に『クライミング関係』の最新・用具の知識を得る為に最近では必読とまで認識され出した『PETZL』の製品カタログ【翻訳】にも、頻繁に専用装備と詳しい技術に関する技術・解説が出ていて、この遊び・に興味を持っている人達は大勢いる。ただ、この【遊び】は日本国内には本格的なタイプは、存在しないので実際に体験する事は出来ないので、専用用具なども使う機会が得られないので、正しく理解している人は非常に少ない。

クライミング系に属する『遊び方・ジャンル』なのだが、わざわざ海外までクライミングに出かけるタイプのクライマ-が、この『遊び』だけに目標を絞って、渡航する事も、まず無く。
現地で本格的なコ−スを体験して来た、登山者・クライマ-も少ないのが情報の少ない理由。
フェラ−タの起源・始まりと言える『場所やコ−スの設定』には、第一次・大戦、欧州圏の各国が覇権や利権を争い、国境周辺での戦争が勃発し、イタリア・ドイツ・オ−ストリア等の山岳・高山範囲の『国境』が、戦略的・地政学的に重要な、頃に孤立した山間での、戦争行為の追行や人・物資の補給路と言った、物理的な移動ル−トの制約で、谷を使用できなかった理由や『レジスタンス』的な戦術・岩壁部を迂回して、活動を行う必要が合ったゲリラ的な活動に、初期は山間部・山岳地帯の鉱山道や送水路を、改良して使用していた。

更に奥山、幹線道路とは隔絶した「地域・ル−ト上」に設定する為に、岩壁部に積極的に梯子や金属・木製の足場など、前進に必要な設置物を追加していった。これらの、戦争から生み出された『山岳地帯の登山目的とは、別の設置ル−ト』が、今現在・残る『古典的なヴィア・フェラ−タ・コ−ス』として残されている。
イタリア『ドロミテ』の正に、岩の殿堂を本格的なクライミング経験者やアルピニストで無くとも、楽しむ事が可能なのが『ビア・フェラ−タの世界』自然が悠久の時を、擁して創り上げた自然の回廊や断層を、巧みに利用している。日本の山岳で体験する『岩尾根・岩稜、縦走』等とは、全く違った壮大で、豪快な『岩の世界』が、貴方を待ち受けている。

古典派の、このタイプのコ−スでは、一部の断崖箇所の鉄製・梯子や固定ワイヤ−が、途切れていたり。破損しているのか、最初から省略されているのか、フェラ−タ初心者には、慣れるまでは・かなり恐い思いをするだろう。

私が訪れた時期は、秋の気配も麓の林にも、色濃く忍び寄り出した頃なのに、、二日目には早朝の凍った残雪にも箇所に遭遇した。氷河の危険性が無い『ドロミテ』でも、日本の北アルプスと同様に残雪・雪渓状態のガリ−や、ガレ場とのミックス部には、注意が必要でしょう。

私達は装備類の中に、硬い雪渓に対応する用具を持参していなかったが、ル−ト取りや日本の夏の雪渓歩きの要領で、危険を感じるほどの事も無く、岩稜へは入れたが本格的なコ−ス内にも、狭いルンゼに残る雪の通過も経験しているので、、自信の無い人はアックス程度は持参した方が良いかも知れない。
ただしカッティング等の基礎的な使い方、技術を有している事が前提だ。
クライミング・ロ−プの携帯・使用も必要が無いと、思われているがコ−ス内容や同行者の技術に、よっては安全・確保の為にフェラ−タ・コ−ス内でも、スタカットでのロ−プによる確保が必要な場合も多い本格的なクライミング・ル−トに、対応する装備類は必要ではなく、ロ−プの長さも短く使用しても良いが、固定ワイヤ−間での自立・確保を、信用し過ぎるのは危険だ。
古くから、独語圏の山岳雑誌&クライミング系・情報誌には、一つの独立した山岳ジャンルでの
遊び方、一つの項目としてコ−ス・ガイド等の記事や説明文が頻繁に紙面に出ている。
この、切り取りペ−ジも、それらの項目で使い易い読者サ−ビス。
私も、数冊の『ファイルが作成』出来るほどに、このペ−ジ情報の、お世話になっている。
『ヴィアア・フェラ−タ』の情報を知るには『PETZL』社が毎年、定期的に出しているカタログを利用するのが最も良い方法でしょう。私が集めている『PETZL』からの情報関係は99年までは、『ヴィア・フェラ−タ』に関しては、和訳も無く技術的な解説やフェラ−タそのものに関しての必要情報も量的には少なくて、多分このカタログ記載の『ヴィア・フェラ−タ』に注目した日本国内の登山者・クライマ−も、それほど多くは無かったと思われます。90〜99年までのカタログ情報は主にフェラ−タで使われる確保システム用具の広告的な説明・写真だけで実際に『ヴィア・フェラ−タ』を経験する機会の無い我国では、情報を正しく認識・理解するのは難しく、興味を持って話題とする人達も殆ど存在しないようでしたが、キャニオニングとミックス・クライミングの目立つ『写真・情報』に興味を抱くクライマ−が増え出した頃と同時期から『ヴィア・フェラ−タ』に関しても、少しは遊び方として面白いのではないかと『PETZL』のカタログを見る人達も出てきたようです。99年に私達が欧州で実際に体験して楽しんで来た『フェラ−タ情報』が『ロック&アイス』紙面に出たことも、少しは影響を与えたようでした。
クレッティシュティ−グ?

98年度『PETZL・情報』この頃から、少しばかりヴィア・フェラ−タに関しての情報が大きくなり出した

99年度の『PETZL情報』より具体的な技術情報が増え出して、理解しやすくなった

2004年度『PETZL情報』より、一般的に簡単に『ヴィア・フェラ−タ』を解説し、技術系の説明や専用用具
の使用方法や危険回避に関する、記述のペ−ジが充実して来た。

2005年度版『PETZL情報』 和訳に少し問題があるかも知れない。
翻訳者が実際に『ヴィア・フェラ−タ』を体験している方だと、良いのだが。

2006年度版『PETZL情報』
コ−ス・ガイドも加えられて愛好者には、更に楽しめる情報内容となって来た。

2006/11/02 (木) 13:00:27