JR『旧・国鉄(福知山線)廃線路ハイキング
『安全・管理』の責任が曖昧で、ある意味で『JR』が黙認して、利用者(歩行者)が使用している変わったハイキング・コ−スです。ハイキングとしても旧・国鉄の廃線路・軌道跡を、辿りトンネル等も通過するコ−スなので、そういった環境に対応する用具の持参が必要。
JR『廃線・軌道路を歩く』

宝塚市と接する『西宮市・北部』武庫川・流域は区分が一般の方や、この地域に住んでいない人達には解り辛い地域です。かっての登山者は面倒なので、この辺りから北部の不動岩や百丈岩も全て『裏・六甲山』範囲と呼び称していましたが、現在では『六甲山・範囲』で説明するのには無理があるというのが常識です。

俗に『市境』と呼ばれている『武庫川』は、源流は遠く氷上郡・北部の『佐治川』より枝割れた支流を、幾つも持ち『武庫川』の名とし、多くの人達に知られる河川へと流れ下っています。

新聞(写真・上)に提供したもの、に写っている巨岩は、かって私がボルダリングの課題としても
使っていた大岩で、台風後の濁流・激流時を選んでは『渡渉・横断訓練』等にも、頻繁に使用した箇所です。ここも、意外でしょうが少し上流から『過激なカヤック』下りの、絶好のポィントとして
ごく少数の人達が、使っていた場所でもあります。私個人も水質さえ、もう少し良ければ、再訪
トレ−ニング環境として毎回・通いたいと、思った場所ですが、残念な事に『水質が悪過ぎる』何よりも、怪しい工場が上流に存在していて、危ない廃棄物が夜間に、垂れ流されているのではとそんな危惧も持つ川なので、数回の『ハイドロ・スピ−ド』利用後は、この水流に身を浸したいとは考えていません。


ちなみに、『武庫川・渓谷』と呼ばれる武田尾から下流域では、過去に特筆すべきカヤックでの活動が僅かな
期間でしたが、実践されていました。増水・環境での核心部は、関西範囲で見てみれば当時としては、かなり
過激な挑戦対象では、ありましたが、やはり水質の悪さから目立つ事無く、フィ−ルドとしての価値は忘れられた雰囲気です。
『武庫川・範囲の支流』には、登山者やクライマ−が古くから利用して来た『渓流や岩場』が多い。代表的な岩場には『新岩』『オベリスク』『不動岩』や、本流に近い桜の園、近くの沢や幾つかの小さな枝沢の中の『滝』等が、一般的な情報の中でも紹介されているが、意外な支流範囲に未だに未開拓な場所も残されていて、周辺の宅地化やゴルフ場に寸断されてはいるが、通好みの藪山トレイルにも面白いコ−スが増えている。『武庫川・廃線路コ−ス』は、年々と整備の手が入り現在ではトンネル内を除けば『コ−ス』として比較的、誰でも利用できる環境になり出した。特に『武田尾』近くのコ−スは、散策コ−スとして最も手軽であり手軽に利用できるので、愛好家も多い。最近の特筆条項としては『武田尾・駅』からのアプロ−チが容易な、ボルダ−に人気が出始めて大きなクラッシュ・パッドを背負った若いボルダラ−が、ハイカ−の列に混じって廃線路を歩いている事だろう。
利用され出した頃から比べれば、全体的に『廃線路』らしさは、徐々に失われて来たが逆に枕木やレ−ルが除去された平坦道は、誰にでも歩き易く『散策路』の雰囲気は強くなり出した。ただし、こういった平坦で凹凸の無い部分はコ−スの一部分であって、真っ暗で照明も無い『トンネル』を含めて『コ−ス』の大部分は、廃線路そのままで、急傾斜や通過かに支障がある箇所こそ、ないものの履物等にはハイキング向きに準備して入った方が良いのは言うまでもない事だ。
『廃線路コ−ス』の必需品は、ちゃんと足元を照らせる『ヘッドライト類』登山用の小型タイプの使用を、お薦めします。トンネル内には、窪みに溜まった水などもあるので注意して歩きましょう。
手頃な場所の『ボルダ−』は2002年ごろから、再びクライマ−に評価されて現在・人気上昇中。
下流から『武田尾・駅』に向うのか、逆に『武田尾・駅』から、宝塚方面へと下流に向って歩くのかは好みの問題。最近では、下流に向う人達も多くて『桜の開花期』には、上流部の桜の園・辺りのみを散策する人達や、支流で遊ぶ人達や、クライミング目的のみでコ−スをアプロ−チに利用する、人達も増加中。
2004,年の『台風23号』により、むこの武庫川・渓谷の上流側の基点となる『武田尾・温泉』周辺も、由良川・流域の市町村と同じく、自然の猛威で大きな被害を受けた。小さな、温泉街の4件の旅館も、一部に同じ土地での再建は不可能と感じさすほどの、被害があって2008年12月に、なって最後の再建・旅館『紅葉館』が、大規模なリニュアルで再建を果たし『紅葉館・別邸』が゜ホテル・タイプの宿泊・温泉施設としてオ−プン。
『裏六甲山』と呼ばれる事が多かった山域だが、個人的には『武庫川』を境として『北摂の山』の範囲として、説明する事が妥当の様に思う。殆ど、忘れ去られたような『沢登り』の、場も存在しているが訪れる登山者は少ない。『武庫川・本流』に注ぐ、支流には下流から『口ノ溝谷』『奥ノ溝谷』更に、上流に名の知られた1本の沢があるが、過去には他に2本の『急峻なルンゼ』も、渇水期にクライマ−が利用していた『場』も存在していた。
大勢のハイカ−で、賑わう廃線路の対岸に位置する、これらの沢を訪れる人は本当に少ない。
基本的に『武庫川・沿いの廃線コ−ス』は、公的に認められた歩行コ−スではなく、現在のJR西日本が暗黙の了解、暫定的に歩行者の通行を許しているというのが実情で、進入禁止・措置が行えないのは単に経費的な問題が、かなりの高額だという理由だからだ。

2009年の11月2日の『神戸新聞・記事』に、一般的に公開される事が、殆ど無かったJR側の考え方と、西宮市からの対応に関しての、情報が出た。西宮市に委託管理を断られて、JR側の事情とかも珍しく新聞記事で情報が知られることになった。Monday, November 09, 2009